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アレルギー症状は遺伝が関係している?

身近にある食べ物や物質がアレルゲンとなり、様々な症状を引き起こすのがアレルギーです。
アレルギーは、そのものが遺伝するのではなく、アレルギーを引き起こす体質が遺伝されます。
両親ともにそのアレルギーを持っている場合には、子供が発症する確率は約50パーセント、両親のどちらかの場合には30パーセントの可能性で子供にも影響が起きるのです。
両親に全くない場合でも、10パーセントの子供は何らかの反応を起こすことがあります。

離乳食を始める赤ちゃんは、1さじずつ与え、アレルギーがないかどうかを確かめながら進めていきますが、両親がアレルギーを持っている場合には、血液検査で調べることで持っている主なアレルギー項目を知ることができます。
重篤な症状を引き起こす可能性のあるアレルギーも存在するため、早めにアレルギーの有無を確認することが安全です。
アレルギー体質そのものは遺伝することがありますが、特定の食品に対してアレルギー反応を起こすかどうかは、生まれてからの環境に左右されます。
バリア機能が落ちているときには、免疫システムが反応して過剰な反応を引き起こすことがわかっているので、肌の状態を健康に保ち肌荒れを防ぐことが大切です。

アレルギーを発症しやすい人と発症しない人がいるのは、遺伝子の違いからということが言われていましたが、それを裏付ける研究結果が発表されました。
最新の研究では、minaとよばれる遺伝子がアレルギーの発生に関わっていることが明らかになったのです。
研究チームによると、アレルギーを起こしやすいマウスの免疫細胞は、mina遺伝子が少なく、インターロイキン4が発生しやすくなっています。
インターロイキンは、免疫に対してレスポンスを行う役割を担う大切な分子です。
一方でアレルギーになりにくいマウスの細胞には、mina遺伝子がたくさんあり、インターロイキン4の発生が抑制されるため、アレルギーが出にくいのです。

アレルギーは環境によって変化する?

昔よりも日常生活が便利で豊かになっていいる現代社会では、環境が原因でアレルギーを引き起こしていることがあります。
住宅自体の気密性が向上しており、ダニやほこりなどハウスダストを原因とした気管支喘息やアトピー性皮膚炎などを抱える子供達も増えています。

特にアトピー性皮膚炎では、皮膚の表面が乾燥し、赤くただれるためかゆみを引き起こします。
アトピー性皮膚炎の治療法は、主にステロイド軟こうを塗布することで改善します。
1週間程度ステロイド軟こうを塗ると皮膚の表面がきれいになるため、改善したと思いがちですが、免疫細胞までを治すためには1か月以上にわたる治療が必要になってきます。
生後すぐの赤ちゃんは乾燥肌ですが、毎日全身に保湿クリームをこまめに塗るだけで、アトピー性皮膚炎や乾燥肌を防げるのです。

現代社会の生活環境には、化学物質や環境汚染物質など様々な環境ストレスがアトピー性皮膚炎や食物アレルギーを引き起こす原因になります。
アレルゲンそのものに対する対策よりも、環境汚染物質や住環境などにも配慮をすることが必要です。
例えば、ダニやほこり、ペットのふけなどを吸い込まないように、家の風通しを良くすることや、丁寧に掃除機掛けをして水ぶきをすることなどが必要になります。
布団をよく日光に当てて、専用の掃除機でダニの死骸をしっかりと吸引することも大事です。

ペットなどがアレルゲンとなることもありますので、生活状況とアレルゲンなどをしっかりと確認して、その原因となるものになるべく接触しない生活を考えることが必要になります。
アレルギーとなる原因がなければアレルギーが発症しないこともあるので、おかれている環境次第であることも多いのが現状です。